[ベルギー]デュベル Duvel
ブランド | デュベル |
ABC表記 | Duvel |
発酵種別 | エール |
色合い | ゴールド |
アルコール | 8.5% |
カロリー | 255 |
製造会社 | デュベル・モルトガット |
主製造国 | ベルギー |
このビールについての詳細
透明度の高いゴールドが美しいピルスナータイプのエール。一見ラガービールのように見えるが中身は濃厚なエール。こだわりのホップによるシトラスやグレープフルーツのような甘い味や香りはとても魅力的。約90日の長期熟成により炭酸とアルコールが多く含まれ泡はクリーミーできめ細かい。適切なサーブ温度は6度。喉の渇きを潤す飲み物としても、食事と一緒に飲むお酒としても最高のビール。
第一次世界大戦終了を記念して、デュベルモルトガットはメインビールをビクトリーエール(勝利のエール)と名づけたが1920年代に熱烈なファンが「ネンエヒタデュベル」と呼びはじめた。これはベルギー中部のブラバントオランダ語で「本物の悪魔」という意味であるが、8.5%というかなり高めのアルコール濃度がその理由であると思われる。以降ビールの名前はデュベル(デビル:悪魔)に改名され醸造所の主力製品となった。
多くのビールファンからベルギーストロングペールエールスタイルと認識されているデュベルは、モルトはピルスナーモルト、ホップはザーツ(チェコ)とシュティリアンゴールディング(スロベニア)、酵母はアルバート・モルトガットが第一次大戦後にイギリスで購入したスコットランド酵母のオリジナル株を培養したものが使用されている。
ホップ3種類の限定品デュベルトリプル
通常は2種類のホップが使用されている標準デュベルだが、2007年に3種のホップを使用した限定品が発売された。この限定品にはアメリカ産のアマリロホップを加え、アルコール度数は9.5%まで引き上げられデュベルトリプルホップと名づけられた。
2010年にはトリプルホップ第2弾がデュベル・モルトガットCEOの行ったある賭けの結果を受けて製造された。その賭けの内容とは、フェイスブックにある「デュベルトリプルホップが飲みたい」というグループが1万人以上のメンバーを獲得することができたら第2のトリプルホップを製造しようというものである。その後このグループは数ヶ月で1万人のメンバーを獲得しCEOは約束どおりデュベルトリプル第2弾を製造した。
デュベルは2012年に限定品トリプルホップ製造を毎年の恒例にすることを決定した。恒例化後初の2012年版ではアメリカのシトラホップが採用、2013年版では日本のソラチエースホップが採用された。